研究大会(2)

   2018/01/27

那加第三小学校の発表者のみなさん

那加第三小学校の発表は、PTAによる「学校支援の在り方」を提案していただいたものです。特に地域との連携の在り方を教えてくれたと思います。学校で学ぶ子どもたちは学校だけで育つのではなく地域全体が育てていくのだという考えのもと、それをコーディネートしていくのがPTAの役割の一つ。そういった明確な考えが見てとれました。その一例が地元消防団との連携した防災教育です。
学校で子どもたちが体験する様々な活動の目に見えない部分をPTAで支えていく、またPTAは、こうした地域との関係をスムーズにしていく潤滑油的存在であることもわかっていただけたと思います。

 この貴重な発表は来年10月に刈谷市で開催されます「東海北陸PTA大愛知県大会」で東海北陸7県に岐阜県代表として発表されます。
来年度にも引継ぎ、さらに活動実践を膨らませていただき、各務原市のPTAかくありきと堂々と発表してきてください。

川島中学校の研修委員会発表者のみなさん

研修委員会の活動を発表してくださった川島中学校は、研修委員会が主体となって多くの活動を行っていることが分かりました。保護者の貸し切りバスによる高校見学会は、小学生の保護者の皆様にとっては保護者も一緒になって進路を学ぶということを知られたと思います。市内のすべての中学校で実施しています。
また、「夏休み親子ふれあい活動」~家族で一食作り・お弁当作りに挑戦~では、多感な中学生期、男女とも反抗期を迎え希薄になりがちな親子の関わりをどう作ったら良いかを学ばせていただきました。夏休みの弁当作りのコンクールの取り組みは、ただ作るだけでなく親子が会話を重ね、誰のためになんのためにを考えるコミュニケーションの機会を与えるという、実り多い取り組みでした。全校全員の作品が写真に撮影され学校に掲示される。そしてPTAが内容や取り組みを審査し、表彰するという活動は本当に充実した活動であると思います。
我々が学ばなくてはならないのは活動は評価までやってこそ、次につながるものになるということ。面倒でも全校の作品を掲示し9月の参観日に見てもらう。そして頑張った子を認め励まし全校に広げるということが大切であるとわかりました。

鵜沼第二小学校広報委員会発表者のみなさん

広報委員会の発表をしていただいた鵜沼第二小学校の皆様は『笑顔、夢、思いやりの心があふれるチーム鵜二』というPTAスローガンの下、「子どもたちの笑顔と成長していく姿が分かる心のこもった広報誌づくり」を活動の重点にされました。そして、号とともに成長していく鵜二の子どもが見える広報誌が完成しました。また、鵜沼第二小広報委員会の素晴らしいところは、行事紹介だけに留まらず、PTA本部の活動を企画ページを通して、わかり安く積極的に紹介されていることです。こうした特集により、地域回覧により学校だけでなく広く校区全体にPTA全体スローガンが浸透していくことになります。

市P連でも各校広報委員会が、子どもの姿とともに学校全体の進んでいる方向や力を入れていること、PTAがどんな活動をしているかなど、地道かつ継続して紹介されていくことを願っています。

当日は、ロビーに全学校の広報誌を展示しました。目を通された方も多かったと思います。
お隣のPTAがどんな活動をしているか知っていただけたかと思います。
研究発表をしていただいた3校の皆様が、日頃からの主体的なPTA活動にご尽力いただいていることが本当によくわかる発表で、とても有意義な時間となりました。

3校の素晴らしい実践に心より感謝いたします。

なお、大会冊子が手元にない方は今後、各校に予備として必要数を配布いたしますので各校のPTA役員の方にお問い合わせくだい。